ブログ自体元々は個人の日記として定着していたジャンルですが、それをコンテンツとして記事化し、会社やクリエイターのオフィシャルなページに掲載されるようになったのが「ブログ記事」と呼ばれるものです。ですので、一番最初に「日記」と「記事」の違いを理解しておく必要があります。それらはごく簡単にいえば、
日記とは、ライフログのように自分の思いや気持ちを書くもの。
記事とは、“誰に、何を、どのように伝えるか”を戦略的に組み立てて書くもの。
という違いになります。
日記は読者側に書き手への思い入れが無い限り、相当読みにくい文章になってしまいます。個人の主観なので当然でしょう。しかし記事には上記の戦略があるからこそ、人の役に立つ、共感を生みやすい文章となるのです。
一見日記風のどうでもいいような内容のブログ記事でも、戦略(主にブランディング)をもって投稿されたものであれば、中期的には何かしらの共感を生んでいきます。逆に「いつも日記みたいな記事ばかりでつまらない」と言われるような企業ブログの失敗は、恐らくこの戦略性(もっといえば、ビジョン)の欠如に原因があるのではないでしょうか。